炎のワーク
ここ数年、ひどくネガティブなニュースが世間を席巻しているようですね。
一方私の方では、最近、イライラすることや不安になることが、ほとんどなくなりました。(世間のニュースも小耳にはさんではいるのですが)
以前はひどく神経質で不安症で、かなり短気で、ネガティブな情報に影響を受けやすかったので、ものすごい変化です。
家も整理されてきて、服装や化粧もよくなってきて、「若くなった」と、夫が喜んでいます。
最近の私の口癖は「ありがとう!」「嬉しい!」「幸せだな~」になってきました。(これは、はじめは意識的に努力して始めましたが、だんだん慣れて普通に言えるようになってきました)
昨年あたりから、スピリチュアル関係のYouTubeを観ることが多くなり、いろんなタイプの配信者の方々から、このネガティブなニュースがあふれる社会でも挫けず明るく生きていけるヒントをいただいています。
なぜだか私の観る配信者の方は全員、結局は、「感謝する力」が決定打なのだという結論に至っているように見えます。
私の理解を要約すると、
この世はすべてが、波動といわれる周波数のようなもので出来ていて、自分が放った波動が自分に返ってくる法則がある。
すなわち、自分の意識がフォーカスしたものが、自分に返ってくる。
つまり、感謝の波動を放つともっと感謝せずにはいられないような現実が自分に返ってくる。
という感じになります。
ただ、一口に「感謝する」といっても、それが身についていない状態からそうなるには、段階みたいなものがあって、一足飛びにはいかないようですね。
感謝しろといきなり言われても、この現状を感謝なんてできない!ということは、いくらでもありますよね。
何?この社会!何?この政治!何?この病気!何?この収入の低さ!何?この私の見た目!何?この・・・
と、私は、現状をネガティブにばかりとらえていました。実は私は昔から、かなりの根暗人間だったのです^^;。
そのような私が、どうして、40代も半ばになってから、この数か月の間で、「もう、この人生には感謝することしかない」という状態になれたのか。(そういう状態の時がある、というのであって、常にそういう状態には、まだまだなれていませんが)
それはひとえに、様々なスピリチュアル系の配信者の方々からの学びで実践できるものを自分なりに実践したり、幸せになる考え方を学んできたからだと思います。
11年前に3.11があった時から、いろいろあって、コロナ騒動をきっかけに「陰極まって陽となった」ということもあるのかもしれません。
まず私がやって効果があったことが「嫌な思いが出てきたら、すぐ紙に書いてそれを燃やす」です。勝手に名付けて「炎のワーク」。
この方法は、YouTubeで【魔法使いの学校】を配信されている吉岡純子さんの動画から学びました。
例えば、何かのきっかけで過去の失敗まで思い出し、自分は駄目だという思いや考えが出てきたら、いらない紙にペンで、嘘偽りなく、その思いや考えを書き出します。
「どうせ私は・・・だから駄目なんだ」
「もうやってられない」
「あのとき◎◎に言われた××ということが超むかつく。なんであんなこと言われなくちゃならないの」
「こんな執念深い自分でどうしよう」
「この先不安で仕方がない」
「すべてのことがめんどくさい」
「こんな自分が大嫌い!」等々、とんでもなく情けない泣き言とか、究極まで自分を貶める言葉も、ずいぶん書きました。
誰に見せるのでもないので、なんの遠慮もいりません。いろいろな感情もでてきました。
気が済むまで書いたら、台所に行き、ガスコンロにフライパンを置いて、その上でその紙をライターで燃やします。
その紙に書かれた呪いのような文章が、メラメラと燃えて灰になっていくのを、火や紙が自分のネガティブを浄化してくれると思い感謝しながら、じっと見つめます。
どうしても燃え残ってしまう部分があったら、塩をふり、全部浄化されたことにします。そしてゴミ箱に灰をポイ。(吉岡純子先生のおっしゃる方法とは若干違いますが)
そうすると、あら不思議。ふっと心が軽くなるような安堵感を感じます。
というのを、1~2週間くらいでしょうか、重たい感情が出てくるたびに集中的に行っていました。私は本当に飽きっぽく、物事を継続しにくい人間なのですが、これは、やると気持ちが良くなるという実感があるので、義務感ではなく、いつのまにか続いてしまっていました。
そのうちに、燃やすべきネガティブな感情が出てくる頻度がとても少なくなってきました。
何十年も自分を支配してきたネガティブな潜在意識の想いの塊が、ごっそりクリーニングされたような感覚です。
そのうちに、ふと周りを見回して、あまりの家の汚さにぎょっとするようになり、あちこちを掃除したくなり、ちょこちょこと整理整頓もするようになりました。
「私ったら今まで、こんなところでよく平気で生活していたな~」という風に、モノの感じ方が変わり、そうすると行動も変わってきたのです。
運を良くするために「断捨離」をするとよいと巷では言われていて、なるほどまったくその通りとも思うのですが、自分の心(潜在意識)がゴミだらけの状態では、モノの断捨離は難しいと感じます。
正直、縦のものを横にすることすら億劫、いや時にはむしろ苦痛ですらありました。
頭では必要性がわかっていて、「断捨離、しなくちゃ!」と思い、一念発起して始めてみても、疲労困憊する上に、これまでの低い波動の自分として居心地がよかった状態を、無理やり波動の高い状態にすると、居心地が悪くなるせいか、いつのまにか元通り。
元通りならまだしも、「どうして私はできないんだろう」とか「どうして私ばっかり掃除しなくちゃいけないの」とか、さらにネガティブな思いが潜在意識に追加されて、前よりも状況が悪くなる可能性だってありますよね。
でも、炎のワークをしてみたら、あら不思議。掃除や整理整頓を、自分からしたくなるんですからね。
「しなくちゃ」じゃなくて「やりたい」思いでどんどんできるんですね。
やった後は疲労感よりも達成感があるんですね。その状態が心地いいという自分がいるから、リバウンドもなさそうです。お家の片付けはまだ残った状態ではありますが、だいぶましになってきました。
モノの断捨離と、心の断捨離、どちらを先にするのが良いかは人それぞれかと思うのですが、私の場合は炎のワークで心の断捨離を先にした方が、モノの断捨離もずっと早く無理なく進みました。こんまりメソッドの断捨離では、ときめく物をセレクトするということなのですが、それをジャッジする肝心の感情のセンサーそのものが汚れていては、何を取っておいて何を捨てればいいのか、判断が難しいですよね・・・。
断捨離、わかっちゃいるけどできないな~という方、炎のワークはおすすめです。
炎のワークの他にも、水に溶ける紙に書いて水に溶かすという方法もあるそうです。トイレットペーパーに書いて流すとか。やったことはないですが、それが合う方もいらっしゃるのではと思います。
話を「感謝力」に戻すと、炎のワークで心の断捨離をしっかりした後の方が、がぜん、楽々と、些細なことに感謝することができるようになりました!
ただ、感謝はまず、「自分自身への無条件の感謝」を優先することが大事、とよく聞きます。
意外とできてないんですよね。なにせ何十年もそれをやってこなかったので、やり方がいまいちわからない^^;
自分自身に感謝することを忘れて、外の人や物に感謝しようとすると、自分自身が満たされないのでいつの間にか自分が空っぽになってしまい、知らない間にエネルギーバンパイアになってしまうのですね・・・
人やモノと仲良くしようとする前に、まずは自分自身に優しい言葉かけをしたり欲求を満たしてあげたりケアしてあげたりして、自分自身を大切にする必要があるんですね。
純ちゃんこと吉岡純子さんの配信する動画をいっばい観て、そのことをしっかり教えていただきました。もっと早く知りたかったな、こういうこと・・・これからは自分に対して、きめ細やかに気を遣い、自分が自分の一番の理解者になろうと思います。